鎌倉で暮らす生命保険コンサルタントのBlog.



急性胆のう炎(胆石症)・腹腔鏡手術体験記 ≪前編≫

お蔵入りしていた(忘れていた!!)文章が出てきたのでアップします。
ちょっと長いですが、すらすらと読めますので読んでみてください。



前職の工務店を退職してから1ヶ月ほど経った昨年の初夏、静岡市内の病院に入院しました。


入院のきっかけは、その前週の金曜日でした。

子供の頃から、牛乳を飲んではお腹を下すほど胃腸が弱いことを自認しているにもかかわらず、この日は静岡へ来客があったので調子に乗ってしまいました。


昼飯 : インドカレー(本格的なスパイスバッチリのカレー!)

夕飯 : 焼肉(ガッツリ!)


という、怖ろしく高カロリーで消化の悪そうな食事をした1日を過ごした、その日の丑三つ時・・・


みぞおち辺りが、ちょっと痛くなってきました。

重くて、鈍い、地味~な痛み


「イタイ!イタイ!」と転げまわるほどの痛みでもなく、他人が私の様子を見ても判りづらい程度のもので、ここ数年、年に2~3度経験していた症状。

また私の弱い胃腸が今日食べたものを消化できなくなっているのかと思い、トイレで無理やり吐いて、お風呂で湯船に浸かってみぞおち辺りを温めて・・・


と、いつもこの症状に対してつづけていた超・自己流の手当てを施します。


それでも、何事も無かったかのように快復。

「よかった よかった」


ひと安心してその日は眠りについたのですが、これはこれからの大変な数日のプロローグに過ぎませんでした。



まる一日と少し経った月曜日の朝、またあの痛みが再発!


また数時間おとなしくしていれば治るかなと思い、じっと寝ていたのですが・・・ 


「痛い・・・」


「・・・まだ痛い」


「・・・・・・やっぱり痛い」


「いや、まる1日安静にしていれば治るはず!」


と無理やりな自己暗示をかけ、また痛みを耐えながらじっと横になっていたのですが・・・

うつらうつらと、起きているような寝ているような感覚で夜中を迎えて、東の空がうっすらと明るくなる頃になってもどーんとした鈍い痛みは治まりません。


そこに至って、とうとう苦手な「病院」に行くことを決意。

仕事をしている頃は、なんだか気忙しくて自分の体のことで病院に行くことがほとんどなかったので、これをいい機会だと思ってなんて、自分を慰めながら。

朝5時から支度をはじめ、インターネットで痛みの原因を自分なりに調べて・・・

その時点で、胃腸の弱さが理由ではない、この痛みの「原因」にひとつ心当たりがありました。



「胆石」




私がまだ20代前半でTV制作の仕事をしていた頃、その生活と食事は滅茶苦茶でした。

毎日・毎食 店屋モノやコンビニ弁当ばかりの超高カロリーの食事をつづけて、週のうち半分は夜中から明け方にかけてお酒&焼肉で腹いっぱい。しかも、週の半分以上は編集作業やロケの準備で徹夜。

そんな生活が数年続いていました。


そして、5年ほど前に体調不良がつづき、思い立って胃のエコー検査や腸のレントゲン検査をしたところ、ちいさな「胆石」が見つかっていたのです。

その時に診てもらった先生には、「10年は育てているね~」と妙に感心されましたが、「痛みが無ければそのままでいいよ」という言葉に従って、そのままにしていました。


辺りがすっかり明るくなった朝7時に家を出て、徒歩5分の最寄り駅から電車に乗って静岡市内の病院へ。


朝イチの8時に初診の受付を済ませ、自分の見当で外科外来を選んで待ちます。

外科外来を選んだのは、ネットで胆石のことを調べていて、きっとそのうちに手術になるだろうと思ったから。

1時間ほど待合室で読書をしながら待ち、ようやく受付に呼ばれたかと思ったら、診察室に入る前に事務の女性から消化器科へ行くようにとの指示(泣)

さらに30分待って、消化器科の先生と対面。


「昨日の朝からみぞおちの辺りが痛いんです」と 症状を訴え、「以前から胆石を持っているのでそれが原因かもと思って」と伝えます。

例の「胃のエコー初体験記念」に貰ってきていた、約175㎜の胆石が映ったエコーの写真も持参。これは話のタネに、この数年間いつも手帳に入れて持ち歩いていたものです。


先生の指示で診察室の隅にあるベッドで横になり、冷たいゼリーをお腹に塗って・・・


エコーの機械をお腹の上で滑らせながら、モニターを見ている先生。

「うわぁ こりゃひどいな。 胆のうの出口を石がぴったり塞いじゃってるよ!」

「(私)やっぱり・・・」

「・・・・・・・でも、平気な顔してるんだよね。 痛くないの?」


私は、

「えぇ 痛いんですけど、脂汗かいたり、転げまわるほどではないんですよ」

「あと、昔から痛みに強い と言うか、痛みに鈍いんですよね(笑)」


先生は苦笑いしながら、

「そう・・・ でも、結構大きな胆石だよ 300㎜はありそうだね」

「・・・・・・順調に成長してますね(笑)」

「普通は、大人の男性でも耐えられないくらいの痛みがあってもおかしくないよ」


その後、指示を受け、尿検査・血液検査・レントゲン撮影・CT撮影をします。


生まれてはじめてのCT撮影は、ちょっとドキドキしました。

造影検査の同意書(人によっては造影剤での副作用の可能性があるそうです)にサインをして、いざ!


医療ドキュメンタリーやTVの医療ドラマで見たことのあるCTの機械は、ミスタードーナツで見るような液状の濃い砂糖のかかったドーナツの、上半分みたいな形。

でも、無機質な冷たい感じ。

造影剤の注射を打たれるちょっとした(この時点で注射への恐怖感は薄れていました)痛みに耐えること以外、自分自身では何もすることはなく、寝転がっているだけで初体験は呆気なく終了。

イメージは、自分の体を次々に緑色のレーザーで輪切りにされている感じ。


終わってから結果を待っている間、消化器科外来の待合室で読書。

先生から「痛くないとおかしいよ」なんて言われると、なぜか朝よりも痛くなったような気がしてきました(笑)

この待ち時間はかなりもどかしかったのですが、以前からの知り合いで、いつも何かとお世話になっている内科の先生に出会い、声を掛けてもらってちょっと気が楽になりました。

11時過ぎに消化器科の先生の再診。

知り合いの内科の先生が話をしてくれたからでしょうか、ちょっと消化器科の先生もフランクに話をしてくれました。


「胆のうがビックリするくらい膨らんじゃってるから、急いで手術しないといけないね」

「(やっぱり手術かぁ~) 急いでって、どれくらいですか?」

「2~3日のうちには。うち(病院)がオペが出来る状況であればね」


今朝、胆のう炎(胆石症)の手術についても調べてきていたので、この結果にも驚きはしませんでしたが、それでも、いざ「手術」という言葉を聞くとやっぱり心配になってきます。


30年以上生きてきて、手術をしたのは小学校3年生の時に、脱腸で腸を押し込んだくらい。

田舎の病院の手術室で、手術台に乗った時の不安な思い、眩しかったライトの光、バナナの匂いがしてきたかと思ったら寝てしまっていた全身麻酔の経験や、お見舞いに来てくれた担任の女性の先生の顔を思い出しました。

今でも、雨が降ると!? その時の傷口がちょっとシクシクすることがあります。


消化器科の診察室から出て、「すぐに手術についての相談をしなければ」ということで、外科に案内されて待つこと30分。

いよいよ念願の!? 外科の先生の問診です。


看護師さんに呼ばれて診察室に入ると、30代後半の髭を生やして精悍な顔つきをした先生は院内用の携帯片手に会話中。


先生の机の前には、例のレントゲンを見るために裏に蛍光灯が仕込んである乳白色の板に、たくさんのCT画像が並べられていました。

先生が携帯で話をしている間 ずっと眺めていましたが、肺や胃の位置すらいまいち判りません。正面から骨格がわかりやすく映っているレントゲンと違って、CT撮影の写真は 体を輪切りにして映してあるので素人には判りにくいですね。


先生の電話が終わって、胆のうの位置すら知らない私から先生にいろいろと質問をしました。

「胆のうって、どれですか?」

CTの画像で、教えられた胆のうの位置を見てみると、お歳暮のCMで田村正和さんや別所哲也さんがお勧めしている「ボンレスハム」の断面のように「まん丸」なものがあります。


「胆のうってこんなに丸いんですね。いやぁ 初めて見ましたよ(笑)」


「・・・・・・いや そうじゃないんだよ・・・」


本当は、胆のうは袋なので、こんなパンパンになることはないのだそうです。

胆のうから胆汁(胃で消化しきれなかった油を消化するための液)がでるはずの出口に、胆石がすっぽり落ち込んで塞いでしまい、胆汁が出て行かなくなってしまったから、こんな事態になってしまったそうです。


「緊急手術をしますので、今から手術のための検査を受けてきて」


「緊急って、いつですか?」


先ほどの消化器科での「急いで手術」と、ここ外科での「緊急手術」が、ちょっとニュアンスが違うように感じられましたので、訊いてみたのですが、


「今、この後に予定を入れることが出来るかどうか聞いていたんだよ」


先程の携帯での話がそのことだったようです。


「今日の今日に手術ですか!? そんなに急がないといけないんですか?」


「そうですね」


「・・・そうですか」


と、ここで、とても素朴だけど大事な質問をしてみました。


「ところで、胆のうって、無くても大丈夫なんですか? 無くなってから脂モノ食べてもいいんですか?」


「まぁ、大丈夫ですよ」


「・・・・・・・・そうなんですか (ほっ!)」

加えて、腹腔鏡手術についての説明を受けました。執刀してくれる先生も経験が充分にあるとのことで、安心してお任せすることにしました。



怒涛の展開に驚きと失意の私は、胆石ができた原因を反省することもなく(笑)、再び血液検査をして心電図をとり、肺活量検査。

心なしか先程の血液検査とは、採血される私自身の心構えが違います(笑)



一連の検査を終えて外科の診察室に戻ると、先生から

「3時からです。あと2時間後に手術します」


「あ、あと 2時間後!?」


心の準備も出来ません。


・・・・・・でも、そのほうが何も考えなくていいのかな?


などと 思い返して、先生から手術の説明を受け、必要書類を受け取ります。


手術の説明は、とても解りやすくしていただけたのでちょっと安心しました。

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※( )内は、私の注釈です

                         説明書


診断) 胆石症・急性胆のう炎

治療) 保存的治療では症状(痛み?)を繰り返す
      ⇒手術的に胆のう摘出をする

      手術:腹腔鏡を用いて数㎜~十数㎜の創 4ヶ所より手術をする

      合併症(の危険がありますよ):副?傷≪肝・腸・血管・胆管など≫、
                         出血、感染≪膿傷≫

緊急手術) メリット   癒着少ない(他の臓器を傷つけずに胆のうを取り出しやすい)  
        デメリット  腸など(を空にしておくなどの事前の)準備なし

※術中造影も行う(胆のう以外にも石がある可能性を考えて)


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「それじゃぁ 3時前に病室に案内しますので、書類をよく読んでおいて下さい」


と、先生から渡された書類のうち、手術同意書・麻酔同意書・輸血同意書に親族の署名が必要とのことで、静岡で1人暮らしの私は、他県に住んでいる妹と弟に ちょっと自慢げに!? 勢い込んで電話をしました。

「今日、手術することになったんだけどさぁ、今日のうちに親族がひとり来ないといけないんだって」


妹「はっ? 何て? あぁん 今日なんて無理やろ?(怒)」

弟「えっ? えぇぇ~?? そうなんや・・・(戸惑い)」


あらためて、何の手術なのか、なぜ緊急手術となったのかという説明をして、結局、妹に無理やり夕方には来ることを了承させ、先生に報告。

「岐阜の妹が夕方には来るそうです」


3時までの間、手術・麻酔・輸血の同意書などをじっくりと読んでみます。

最近は病院も医療事故での裁判が多くて大変だと聞きますので、「医療事故はほんの少しでも起こる可能性があるから覚悟しておいてね」的な内容。

組織の自己防衛手段としては当然なんだろうなと思いながらも、読めば読むほど不安が増幅してきます。

しかし、この状況で「同意しません」という選択肢は無いような気もします(笑)


色々な書類にサインをして、待合室で3時まで持参した小説を読んでいました。


つづく。
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by plavi_758 | 2009-09-13 01:37 | 腰痛・健康・ダイエット
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鎌倉で楽しく暮らす独立系 生命保険・損害保険コンサルタント。住宅業界8年、保険業界4年目の36歳。鎌倉青年会議所活動、鎌倉での食べ歩きetc を綴ります。ご連絡は plavi_fumiki@gmail.com まで!
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