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地鎮祭、藤原宮がルーツ…須恵器に富本銭、水晶
(2007年11月30日 読売新聞)
藤原宮跡で出土した須恵器の注ぎ口に、さびた富本銭が見える(大西健次撮影)
日本最初の本格的都城、奈良県橿原市の藤原京(694~710年)の宮殿だった藤原宮跡で、最古の貨幣・富本銭(ふほんせん)9枚や水晶などを入れた須恵器が出土し、奈良文化財研究所が29日、発表した。「日本書紀」に記された藤原宮造営の地鎮祭で埋められたとみられる。宮殿で見つかった国内最古の「地鎮具」で、現代に残る地鎮祭の“原型”と言えそうだ。
宮殿の中枢施設、大極殿院の南門から西に続く回廊の下に、注ぎ口が付いた須恵器の平瓶(ひらか)(高さ13・8センチ、最大径20・2センチ)が埋められていた。1か所で富本銭の完成品が9枚出土したのは最多で、注ぎ口に栓のように詰まっていた。さびて固まっていたが、エックス線CTスキャンなどで文字が読み取れる。
スキャンにより、須恵器の中には、ほかに六角柱状の水晶9個(長さ2・1~3・8センチ、太さ1センチ前後)と水が入っていることが判明。埋められた場所の四隅に穴があり、結界を示す杭(くい)を立てた可能性がある。
「日本書紀」には、692年(持統6年)に「浄広肆(じょうこうし)難波王等を遣わして、藤原の宮地を鎮め祭らしむ」との記述がある。同研究所は「記述に限りなく近いか、そのものの遺構。藤原京造営にあわせて富本銭が鋳造されたことが明確になった」としている。
森郁夫・帝塚山大教授(歴史考古学)の話「平城京でも陰陽師(おんみょうじ)がたびたび地鎮を行っており、その前の藤原京の中枢部でも行われていたことが証明された。富本銭を入れたのは、地の神から土地を買う意味があったのだろう」
■富本銭
最古の貨幣で、日本書紀に683年、「今より以後、必ず銅銭を用いよ」と記された銅銭にあたる。
1998年、奈良県明日香村の飛鳥池遺跡で大量の未完成品や失敗作、鋳造跡が見つかった。
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