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鎌倉で暮らす生命保険コンサルタントのBlog.



自然素材を使うということ②

自然素材の家に住むのに、大切なことがふたつあります。

Ⅰ施工者(メーカー・工務店・職人)側に自然素材を扱うことへの
  理解、経験、技術力があり、メンテナンス体制がしっかりしているかどうか。


Ⅱ住む側(お施主さん)の自然素材を使うことに対する
  お手入れ方法や材料自体の特徴への理解。


まず、Ⅰについて…

その施工者(メーカー・工務店・職人)はどんな基準でその材料を選んだのか?
住まい手が見極めなければいけません。その為には、完成見学会に通うだけでなく、
既に入居されているOBのお宅へ案内してもらうことが必要です。

そのOBの住まい手の方に、自然素材を扱う施工者のこと、お手入れのことなどを
遠慮せずに聞いてみましょう。率直に良い点も、そうでない点も話してくれるのであれば、
そのOBの住まい手の方と、施工者側は良い関係を続けていると判断できます。
また、知り合いにその施工者で建てたOBの方がいらっしゃれば、
建て前ばかりではない、より正直な感想を聞くことができるでしょう。

また、施工者(メーカー・工務店・職人)側が
材料(自然素材)の良し悪しを見極める目は一朝一夕では養われません。

木材であれば、その材の特徴を活かした使い方をしているのか?
梁・柱の場合、その材に含まれる水分(含水率)はどこまでを許容範囲とするのか?
(逆に言えばどれだけ乾燥させた材を使うのか?)
杉や桧など材によっても、その乾燥に掛ける時間も手間も違い、
その手間の掛け方で、材の値段も材の質や色艶も違いがでてきます。

現場で木材を扱う大工さんの木材の癖や特徴を見極める腕の違い
家づくりの時、住んでからのメンテナンスに大きな影響を与えます。
例えば床の下地である大引がねじれてしまえば、1階の床板はきしんでしまいます。

塗り壁材であれば、その特徴(メリット・デメリット)は材料によって違いますし、
施工にも熟練の左官屋さんの知識、経験が求められます
下地を何にするのか?下地の釘や継ぎ目の処理の仕方は?

「イッパツ仕上げ塗りでいい」と取り扱い説明書に書いてあっても、
長年美しく保つためには、下地塗りをしたほうが良い材料もあります。
塗り壁は下地の影響を受けやすく、下地を留めているそのまた下地材の木材が痩せて
表面の仕上げに亀裂が入ることもあります。

                             自然素材を使うということ③につづきます。
by plavi_758 | 2006-03-03 10:18 | 自然素材の家づくり
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鎌倉で楽しく暮らす独立系 生命保険・損害保険コンサルタント。住宅業界8年、保険業界4年目の36歳。鎌倉青年会議所活動、鎌倉での食べ歩きetc を綴ります。ご連絡は plavi_fumiki@gmail.com まで!

by plavi_758
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