解体工事始まる 耐震強度不足の三交イン静岡
バールやハンマーを使って天井や
間仕切り壁を撤去する作業員
=静岡市葵区御幸町の
三交イン静岡などが入るビル
構造計算書が偽造されたホテル「三交イン静岡」などが入るビル(静岡市葵区御幸町)の
解体工事が24日始まった。解体業者の作業員がビルに入り、内装の撤去に取り掛かった。
関係者によると、建物本体の解体は7月から。強度不足が判明しているため、
作業は安全に配慮し慎重に行うという。工期は10月末までの約5カ月としている。
解体工事はビルの建築主である同市清水区の不動産管理会社から受注した
浜松市の専門業者が作業に当たる。午前8時に作業員約20人が現場に入り、
工事監督者から手順や注意事項の説明を受け、ホテルの間仕切り壁を
バールやドリル、ハンマーを使ってはがした。
内装の撤去は上層階から1―2階の飲食店やコンビニエンスストアなど
テナント部分へと進め、6月下旬までに終了する。
7月から建物本体の解体に入り、労働基準監督署などに必要な手続きが終わり次第、
ビルを囲む作業用の足場を組む。建物北側に張り出した事務所部分と立体駐車場から
取り壊す。12階建ての部分は約8トンの重機2台を屋上に運び、上層階から破砕する。
がれきは撤去したエレベーター部分を経由して搬出する。
強度不足に伴う作業への影響について、解体業者の担当者は「重機を上げるので重さに
耐え得るのか、強度計算を再度進めている。安全の確保を最優先に作業を進める」としている。
(SBSニュース)
耐震偽装事件は事件関係者の逮捕が相次ぎ、山場を迎えていますが、身近な
静岡でこのような具体的な動きが出てくると、改めてコトの重大さを感じさせられます。
解体費用は2億円と伝えられた事もありましたが、それよりも
解体に伴って出てくる産業廃棄物の多さも気になるところです。
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