家づくりをするにあたって、
自然素材を使おうと思っている方は多いと思います。
しかし!
自然素材を多く使った家に上手に住むには、
製品として完璧ではないモノを使うという覚悟と、
家族の愛情を掛けた、日々のメンテナンスが必要です。
私の勤める工務店では、
自然素材を多く使います。
自然素材とは
無垢の木を使った梁・柱・床材、漆喰や珪藻土などの塗り壁
等々ですが、家づくりを一緒にするお施主さんに使うにあたって、
メリットだけでなく、デメリットの話を充分にさせていただくことにしています。
無垢の木(梁・柱・床板など)は充分に乾燥させたモノを使います。
乾燥をしっかりすることで、割れや反りを少なくすることが出来ます。
それでもやはり割れが入ること、反りがでることが多々有ります。
また、木は家の中の湿気の調節をしてくれます。
湿気の多い時期には湿気を取り込んで膨らみ、
湿気の少ない時期には湿気を放出して縮みます。
また、生活していくうちにも、木は乾燥がすすみます。
築十年の私の勤める工務店の展示場では、
今でも木が乾燥して割れる「パチッ」という音が時々聞こえます。
実際に住んでいただいているOBのお客さんからもそのように聞きます。
木がまだ生きていて、湿気を調節してくれているんだと実感できます。
自然素材を使うということ②につづく