静岡市内で家づくりをご一緒させていただくお施主さん、
Mさんご家族との出会いから建物の完成・完成見学会までを
現在進行形で、不定期に秋まで綴ります。
今日は、棟梁とMさんのお宅の担当者(設計・工事・私)とで
解体工事の際に残しておいた旧宅の梁・柱をどう使おうかの検討会。
解体工事前からの
イメージはあったものの、
解体工事中に
残せなかった柱があったり、
梁が思ったよりも
短くてどうしようか…などと
改めて現場で養生しておいた
現物を測りながら検討します。
「梁・柱を残して飾りに使いましょう」と言った、言いだしっぺは私なのですが
実際に棟梁にも見てもらってでないと、どう使えば見栄えがするのかは決められません。
長い梁・太い梁・曲がった梁… 色々な特徴を見て使う場所を決めていきます。
曲がり梁を架ける時は、梁の根元(太い方)が向かって右というのが決まりだそうです。
実際に測って、以前のお宅での仕口や継手がどう見えてくるか考えます。
図面上でも実際の寸法から架け方を検討して…
コレは欅の大黒柱です。
8寸8分(約27cm弱)の太さ!
玄関の正面に鎮座させます。
来週からこれらの古材を洗い、ホコリや泥を取って、
棟梁が上手く架けられるように刻みます。
さぁ!3月上旬に予定している上棟(建て前)の時が楽しみです。
皆さんも住宅完成見学会で、これらの古材がどのように見えてくるのか、
楽しみにしていて下さい。